オーダーメイド×ドレーピング

「ドレーピング」というパターン作りの方法をご存じですか?

 

服のパターンを作る方法の一つに「ドレーピング」という技法があります。
聞いたことがない方も、「立体裁断」という言葉ならピンと来るかもしれませんね。

ドレーピングとは、ボディ(トルソー)にトワルという専用の布を直接あてて形を作り、そのままパターンを起こしていく方法です。平面的な紙の上で作る「パターンメーキング」とは異なり、立体的に形やゆとりを確認しながら進められるのが特徴。
特にゆとりやシルエットを目で見て調整できるので、とても優れた技法です。


オーダーメイドにドレーピングを活用するには?

 

ドレーピングの魅力は、立体的で直感的な方法だからこそ、個々の体にぴったり合った服作りができる点です。
ただし、これをオーダーメイドで一人ひとりのお客様に応用しようとすると、課題が出てきます。

個人の体型に合わせた専用のボディを作る必要があるため、どうしても時間と手間がかかるのです。専用ボディを作ること自体は不可能ではありませんが、現実的にはお客様の負担になってしまいます。

そこで考えたのが、**お客様自身の体を使ってドレーピングしてしまおう!**という発想でした。


リフレクションパンツの誕生

 

こうして生まれたのが、リフレクションパンツです。

もちろん、「一枚の布をあてて形を整える」という従来のドレーピング技法をそのまま取り入れるわけにはいきません。それでは現実的ではないので、パンツの構造を研究し、そこから導き出した「フォルム」をベースに活用する方法を開発しました。


フォルムを使った新しいオーダー体験

 

リフレクションパンツでは、お客様にまずフォルムパンツを試着していただきます。

  • パンツの履き心地やシルエットに応じたゆとりのサイズをセレクトします。

フォルムパンツを履いていただいたら、次にお客様のお体に合わせた調整を進めます。

  • 履きこみ具合やベルト位置を確認。
  • ヒップやお腹の丸みにぴったり合うようにドレーピング。
  • シルエットに合わせたディテールやデザインもお客様と一緒に相談しながら決定。

こうして、お客様一人ひとりの体型や好みに応じて作り上げるのがリフレクションパンツです。まさに機能性と美しさを兼ね備えたパンツに仕上がります。


豊富なカラーバリエーションとこだわりの生地

 

リフレクションパンツは、履き心地だけでなく、見た目にもこだわっています。
豊かなカラーバリエーションをご用意しているので、お気に入りの色を選ぶ楽しさも味わっていただけます。さらに、機能性の高い生地を厳選しているので、日常使いでもストレスフリーな仕上がりです。

生地の詳細については、次回の記事でじっくりお話ししますね。どうぞお楽しみに!